こんにちは、トミタです。今日は、アンプを使う時の注意点について解説していきたいと思います。初めてアンプを使う時に、どのツマミがどういう意味を持っているのか、ケーブルの抜き差しやスイッチを入れる順序など、最初に覚えておいてほしいことがあるので、是非チェックしておいてください。
ギターとアンプを繋いでスイッチを入れる
まず最初に、ギターとアンプをケーブルで繋ぎます。繋いだらアンプのスイッチを入れるのですが、ここできちんと順序を守らないと、「バリバリッ!」とアンプが悲鳴を上げてしまいます。
- ギターにケーブルを挿し込む
- ケーブルをアンプのINPUT端子に挿し込む
- アンプのスイッチを入れる(アンプのツマミは全てゼロになっているのが望ましい)
という順番で行いましょう。
一番やってはいけないのが、アンプのスイッチを最初に入れてしまうこと。アンプに電気が流れている状態でケーブルを抜き差しすると、バリバリとアンプが悲鳴を上げてしまいます。スピーカーなどの破損につながってしまうので絶対にやめましょう。
アンプのツマミについて
アンプによって付いているツマミの種類は異なりますが、大抵どのアンプにも付いているツマミについて説明しておきます。
・Volume(Master):アンプの音量を決める。スイッチをONにしたりOFFにしたりする時は、必ずVolumeがゼロになっていることを確認しましょう。
・GAIN(ゲイン):音の歪み具合を調整するツマミです。歪み具合というのは、ロックギターによくある「ズギャーン」という音ですね。アンプによっては、「DRIVE」という表記担っている場合もあります。GAINツマミをあげると、一緒にボリュームも上がってしまうので、GAINをあげる時は、ボリュームのツマミは下げておきましょう。GAINの調整が済んでから最終的なボリュームを調整します。
・Treble(トレブル):高音域を調整するツマミです。高い音を強調するかどうかを決めるツマミと考えてください。トレブルを上げるとカリッとしてキンキンした音になります。上げすぎると耳障りな、聴いているのが辛い音になってしまうので上げすぎは注意です。
・Middle(ミドル):中音域を調整するツマミです。ギターという楽器は、そもそも中音域が強調される楽器です。上げると太く抜けの良いサウンドになります。上げすぎると太くなりすぎてモワッとしたサウンドになってしまいます。上げすぎは良くないです。
・Bass(ベース):低音域を調整するツマミです。上げすぎるとモコっとしたサウンドになってしまいます。音に厚みが出ますがこちらも上げすぎには注意しましょう。
・Presence(プレゼンス):トレブルよりもさらに高域を調整するツマミ。全体のEQを調整した後に、もう少し音にエッジを効かせたい場合や張りを与えたい場合などに使います。上げすぎるとキンキンした音になってしまいますので注意しましょう。
どんなセッティングで弾けばいいの?
実際にどのようなセッティングで使えばいいのでしょうか?
初めてでとにかく分からない場合は、Treble・Middle・Bassの3つのEQツマミは全て12時の位置に合わせましょう。もしロックギターのようなジャギーンという音にしたい場合は、次にGAINのツマミを上げていきます。これも最初は12時くらいにしてみましょう。
それからギターのボリュームをフルに上げて、開放弦でも何でも良いので鳴らしながらアンプのVolume(Master)を上げていきます。いい感じの音量まで調整して完了です。
もしもっと歪ませたい場合はGainを上げて、Volumeを少し下げましょう。歪ませたくない場合は、クリーントーンという音を作ります。どのアンプでも共通だと思いますが、ツマミではないボタンがついています。これは、歪みとクリーンのチャンネルを切り替えるボタンです。音の種類を細かく選べるツマミがついているものもありますね。
電源をOFFにする時の順序
電源をOFFにする時は、まず調整したツマミは全てゼロの位置まで戻しましょう。細かく言うとEQのツマミなどはそのままでも問題ありませんが、特に面倒なことでもないので全てをゼロにしましょう。レンタルスタジオのアンプなどは必ずゼロにしましょうね。
全てのツマミをゼロにしたら(特にVolumeのツマミは必ずゼロになっているかチェックしましょう)、アンプの電源をOFFにします。まだケーブルは抜いちゃダメですよ。ケーブルは全てのツマミをゼロにして電源をOFFにしたのを確認してから抜きましょう。
電源がONになっている状態でケーブルを抜くと「バリッ!!」とすごい音がします。電気が通っている状態が強制的に断裂させられるので当然ですね。特に、ギターに差し込んでいるケーブルを最初に引っこ抜いてしまう人がいますが、これが一番やっちゃダメです。ギターのジャック部分にも良くないですし、アンプにも悪影響になってしまいます。
ケーブルを抜くのは一番最後。しかもギター側のケーブルを一番最後に抜くようにしましょう。
- 全てのツマミをゼロにする
- アンプの電源をOFF
- アンプに挿し込んでいるケーブルを抜く
- ギターに挿し込んでいるケーブルを抜く
もう一回言いますが、ギターに挿さっているケーブルを最初に抜くのは一番やっちゃダメです。ケーブルを抜くのはアンプの電源をOFFにしてからです。しかも、先に抜くのはアンプ側がベスト。最後にギター側のケーブルを抜きましょう。
まとめ
- ケーブルを全て繋いでから電源をONにする
- EQの役割を覚えよう
- 電源をOFFにしてからケーブルを抜く
- ギター側のケーブルは最後に抜く
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